土曜更新 日本史 天皇編 今日も聖武天皇 後編。
まず、文化史から
鎮護国家思想→聖武天皇は病弱で重臣がころころ変わる心の負担も大きく、仏教の力で国家の安定を図ろうとした。
①国分寺建立の詔→全国に国分寺、国分尼寺を建立。
②大仏造立の詔(743年)→平城京でなく、紫香楽宮で造立が開始したことに注意。しかし、紫香楽宮付近で山火事など不審な出来事があったため、平城京の東大寺で作ることに。僧行基の協力あり。なお、大仏開眼(完成記念式典)の時は聖武天皇は娘に譲位し上皇となっており、中央にいたのは孝謙天皇だった。
③鑑真の来日。→唐の高僧であった鑑真を日本に招こうとするが何度も難破し失敗。なんとか日本に着いたが両目を失明。聖武天皇と面会し、奈良に唐招提寺を建てる。
次に土地経済史。
①墾田永年私財法(743年)を定める。重税が主な原因で農民の浮浪・逃亡が増え、723年に三世一身の法(新しく開墾した土地は3代にわたって私有が認められる)を実施するものの思ったほどの効果が上がらず、土地の永久私有を認めたものである。そうなると一人で開墾するより、複数の人を雇うことができる貴族や寺社が私有地(=荘園)を多く持つようになる。
荘園は租(収穫の3%)を納めなければならない輪租田である。
大仏造立の詔と墾田永年私財法は同じ年(723年)であることと墾田永年私財法の資料文(「続日本紀」にある「養老七年の格」=三世一身の法)は高校日本史の定期テストで頻出。
次回は孝謙天皇。
13:30教室入室。
13:30授業スタート。粉河高2年 英語 エンゲージ 代名詞、形容詞の用法。粉河高2年 英語 スタデイサポート 仕上げる。エンゲージ 動詞の語法。
15:00岩出中3生母本人入室。合格のお礼と菓子折りをいただく。ありがとうございます。
16:30二中3年 英語 高校宿題 英語 4ページほど。入試前に合格したらあげると言ってくれていた4色ペンをもらう。
18:00授業終了。明日は休。